岩手モデルの研修会を実施しました。
7月の定例職員会議でTUBASAモデルの研修会を実施しました。職員間でグループワークを行い、不適切指導の根絶に向けての意見交換と宣誓書を全体と個人で作成しました。
岩手モデルとは?
再発防止「岩手モデル」の策定について
子どもたち一人ひとりの夢の実現を支え、未来の創り手を育てていくことが岩手の教育の使命です。
その使命を大きく担う学校では、すべての児童生徒が主体的に学習に取り組み、自主的、自発的な部活動を通じてスポーツや芸術文化等に親しみ、自身のやる気や希望を伸ばせる進路を自ら選択できる指導が求められます。
教職員等は、児童生徒一人ひとりの人格と価値観を尊重しながらその成長を支援し、児童生徒の声に耳を傾け、寄り添う存在でなければなりません。
しかしながら、本県では、県教育委員会及び学校における適切さを欠いた対応等により、平成30年7月3日、当時高校3年生であった新谷翼さんが自らの命を絶つというあまりに痛ましい出来事が起きました。
平成30年11月に設置された第三者による調査委員会は、令和2年7月に県教育委員会に提出した調査報告書において、自死と学校生活の関わりについて考察するとともに、県教育委員会及び学校の対応について問題提起を行い、再発防止策として岩手モデルの策定を提言しました。
この提言を受け、令和2年11月、再発防止「岩手モデル」策定委員会が設置され、協議を重ねてきました。
この過程において、翼さんが所属していた男子バレーボール部の顧問教諭が、(該当生徒)に対し、威圧、威嚇する発言、人格を否定し、自尊感情を奪う発言等を繰り返していたこと、さらに当該顧問教諭が、前任校での部活動指導において暴力・暴言等の不適切な指導を行っていたにも関わらず、県教育委員会及び学校とも適切な対応をとってこなかったことが明らかになりました。
県教育委員会はこのことを深く反省するとともに、本県において、教職員等による暴力・暴言等の不適切な指導により、児童生徒のかけがえのない命が奪われるようなことを二度と起こさないことを固く決意し、県教育委員会、学校、教職員等が一丸となって、不適切な指導の根絶に向けた取組を徹底します。
不適切な指導を根絶するためには、まず、教職員等が自身の指導のあり方について意識を改革し、児童生徒一人ひとりを尊重した適切な指導方法を身につけなければなりません。
また、各校では、教職員等全員で不適切な指導を許さない、見過ごさないという風土を醸成するとともに、管理職が個々の教職員等の児童生徒に対する指導の状況を把握し、適切な人事管理を行うことが求められます。
県教育委員会は、不適切な指導の根絶に係る取組や事案対応を学校任せにせず、積極的な情報共有と指導助言を行うとともに、より適切な対応をとることができるよう、これまでの組織体制や制度のあり方を見直すことも必要です。
このような考えのもと、これまで取り組んできたことに加え、次のような新しい取組を実施することなどにより、教職員等による不適切な指導の根絶を図るため、再発防止「岩手モデル」として取りまとめました。
すべての児童生徒が、安心して生き生きと学校生活を送り、未来へと羽ばたくことができるよう願いを込めて、本モデルを「TSUBASAモデル」と称し、岩手のすべての学校から不適切な指導をなくすことを目指し、取り組んでまいります。(岩手県教育委員会HPより引用)
最後までご覧いただきありがとうございます。
岩手モデルの詳細については岩手県教育委員会のHPをご確認ください。
今後は学校「宣誓」をnoteに掲載していきたいと思います。