【地域連携】(書道授業風景:商業校舎)後編
いつも本校のnoteをご覧いただきありがとうございます。
今回は、前回に引き続き、商業校舎の書道の授業風景をお知らせします。
前回からの続きです。
実践:「桜肉専門店のPOPを作成する。」
1 企業について
鯨肉を専門に扱うお店
鯨肉の良さ、美味しさを世に広めたい
鯨を知らないお客様に知ってもらいたい。
「仁」・・・・思いやる心というを持つ。
2 企業が求めるニーズ
人の目に止まる、人に感じてもらうもの
鯨の美味しさを前面に。
想いを字に込める
誰でも読みやすく、ぱっと見て分かる文字にしたいのではないか?
【看板・パッケージの考察】
書体・・・楷書(誰でも読める)
書風やイメージ・・・バームクーヘンの形を生かした字で、ふんわりとした柔らかいイメージ
ばあむをひらがなにしている部分がより柔らかな優しい雰囲気を与えている。
まとめ
美味しさを運び、よろこびを創るという理念に合わせて、バームクーヘンのふんわりとした柔らかいイメージを持たせて誰が見ても分かりやすい書風にしたのではないか
実践:地域企業との連携
「桜肉専門店のPOPを作成する」
1企業について
他のお肉店よりインパクトのあるお店
インパクトがあるイメージ
若い人や鯨肉を食べたことない人などをターゲット
2企業が求めるニーズ
お客さんの目に止まるような、魅力や統一感のある書体
強い、かっこいい、かわいい
見やすい大きさ
作成意図
”鯨の脅威のパワー”と”バレニン”はパワフルさを出すために毛書体を使い見た人の目をひく
全部の字を毛筆体にすると、協調性がないのでフォントの文字を使用
↓
フォントの色は、食欲をそっそる赤色にして目立たせる、周りの余白も赤に近い意図にして全体をより強調
******学習のまとめ(商業書道で大切なこと)********
字の太さを太くしたり濃くしたりすると力強いイメージにすることができ、字を細く薄くしたりすることで柔らかい印象をあたえたり落ち着いたイメージを持たせることの大切さを知った。
毛筆で様々な雰囲気や味を出せることに気づいた。
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感想
字の太さに強弱をつけて色々な雰囲気の出し方を知れてよかった。
自分だけがわかる字を書くのではなく、他の人が見ても伝わる字体や
味を出していきたいと思った。
また、他の人が書いた作品の良さを見つけてその良いところを自分にも取り入れながら書道の視野を広げていきたいと思った。
最後までご覧いただきありがとうございました。
どの生徒の作品も高校生らしい若い感性で余白や色なども意識した形で作られた作品でした。
書道の授業で企業と連携した作品制作とICT機器を活用したパワーポイントの発表会の実施という先進的な授業内容でした。
今後は、生徒が書いた文字がお店のPR等に使用される予定となっています。